(作成 2001/09/07)
(最終更新 2002/02/23)

その他について

 以下は、私の個人的意見です。

・汚れ落とし(一般編)
 レストアは、まずは掃除からはじまります。出来るだけ部品をばらして、掃除していきます。この際あると便利なのが、家庭用洗剤です。家庭用のしつこい油汚れ用洗剤等が適していると思います。
 これの良い点は、
 1.安い。
   なんと言っても家庭用にどこでも入手出来ますので、安売りしています。
 2.汚れ落ちが良い。
   錆びは当然落ちませんが、汚れでしたら結構落とせます。
 欠点は特に思い当たりません。カー用品店で売っているカーシャンプーが悪いわけではありませんが、こちらはどちらかと言うと塗装された車体の掃除、塗装面の保護を主目的としているようですので、とにかく汚れを落としたいような場合にはこちらの方が向いているように思います。逆に言えば、きれいな塗装面には使わない方が良いかもしれません。(問題ないかもしれませんが、塗装面に付着した場合、塗装を痛めて変色、艶が無くなる等の問題が生じる可能性があります。)
 ちなみに私は、よく
マジックリンこんなのを使っています。

・汚れ落とし(シート編)
 シートは滑りにくいように、表面にしわのような加工がされていたり、細かい凹凸加工がされていることが多いです。しかしこの凹みに汚れがこびり付くと、洗剤や普通のスポンジ等ではなかなかとれません。シートクリーナー等もありますが、使ってみた感じは個人的にはイマイチのように感じています。
 シートの汚れ落としには、以前はよくたわしでゴシゴシが良いと言われていました。実際これでも結構落ちます。ただしまだ新しいシートに使うには、ためらわれるものがありますが。
 最近だと、メラミンフォームと呼ばれるタワシに似た物があります。一見台所用スポンジのように見えますが、それより若干固く、使うとボロボロ剥がれていくので使い捨てに近い使い方をします。商品名で言うと、「激落ち君」だったかな? あれが有名ですね。他にも「マジックブライト」とかいろいろありますが、材質的には皆同じ、メラミンフォームです。これを小口に切り分けて、名前を付けて販売している物です。商品裏の材質表示を見るとわかります。これをたわし同様にゴシゴシ擦ります。
メラミンフォームメラミンフォーム2
 これが結構良いです。表面の凹みに染み込んだ汚れも、ある程度落とせます。個人的にはこれがお勧めです。

 ただし、シートに文字等がプリントされているような場合(オフ車のシートに多いですね。社名とか排気量とか。)、そこには使わない方が良いと思われます。文字が剥がれる可能性があります。

・艶出し

 塗装面、金属面、樹脂でも表面がツルツルしているような物の艶出しには、やはりワックスが良いと思います。一番良いのはしっかり汚れを落とした後、シュアラスターのような固形ワックスがきれいになると思います。
 ですが、個人的にはそこまでやるのは面倒なので、ハンネリワックスをよく使っています。コンパウンドが混入されているのか、固形ワックスと違って塗装面を若干削ってしまうのですが、問題に成る程ではない、と思っています。なにより塗装面が多少汚れていても、汚れも一緒に落とせるのが不精者には嬉しいです。
 なお金属面の場合、熱を持つ部分には普通のワックスは使えません。耐熱ワックスと言うのがありますので、それが良いかもしれません。(私自身はこれは使ったことがないので、使用感等は不明です。)

 上記に該当しないような物、具体的には樹脂で表面がザラザラした感じの加工がされているところ(シボ加工、ヘアライン仕上げ等)の場合、アーマオールのような保護艶出し剤が良いと思います。
 また、ゴム部品にもこれが良いかと思われます。ただし、タイヤの接地面には塗らないように。滑ります。昔勢い余ってやってしまい、びびりました。(^^;)
アーマオール
 例えばこれはチェーンカバーですが、
処理前のチェーンカバー処理後のチェーンカバー
 結構見違えるようにきれいになります。ただ、あまり耐久性は無いので、定期的に塗り直す必要があります。

直線上に配置

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