ルーフボックスの取り付け。

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　セレナを、いじった記録です。ドレスアップ、走行性能の向上等にはあまり興味がないので、ほとんどが使い勝手の向上のための物です。

　以下の内容を参考にして作業した結果、車両や部品の破損、健康上の被害、その他何らかの損害を被っても、当方は一切責任を負いません。自己責任でお願い致します。

　ルーフボックスの取り付け。　作業日：2009/01/29

　さて、ベースキャリアを取り付けた、だけでは、ほとんど意味がありません。その上に何か付けないと。
　通常はルーフラックやスキー＆スノーボードキャリア、サイクルキャリア、ルーフボックス等を取り付けることになります。
　今回私が取り付けたのは、ルーフボックスです。
　ルーフボックスの特徴としては、

利点
　１．車内が広く使える。
　当然ながら、最大の利点ですね。

　２．荷造り不要。
　適当な袋に入れて放り込んでしまえば、問題ありません。

　３．荷物が汚れない。
　スキー＆スノーボードキャリア等だと、どうしても道具が汚れますが。これはそれがありません。もちろん普通の荷物でも同じです。

　４．走行しても荷物の心配をする必要が無い。
　意外と重要で、普通のキャリアだと、どうしても荷物が飛んだり落ちたりしていないか、気になることがありますが。それがありません。鍵さえちゃんとかけてしまえば、ボックスやベースキャリアがまるごと外れない限り、荷物は脱落しません。

欠点
　１．地上高が制限される。
　　ルーフボックス最大の欠点と言えましょう。少なくとも日本では。
　　ミニバンやワンボックスでは、高さによってはほとんどの立体駐車場に入れなくなる場合もあります。立体駐車場以外でも、常に高さを意識して運転する必要があります。
　　セダンやステーションワゴン等の車高の低めの車の場合でも、立体駐車場はまあ問題無いものの、タワーパーキングは使えなくなるでしょう。

　２．ボックスサイズ以上の物は入れられない。
　　ルーフラックと違い、サイズが決まっています。箱のサイズ以上の物は、どうやっても入りません。

　３．荷物の出し入れがちょっと大変。
　　車高の低めな車ではあまり関係ありませんが、Ｃ２５セレナですと、車高が高いので荷物の出し入れがちと大変です。

　なので必要かどうかは、車の使い方によって変わってくると思います。私はどうしても荷物を積むことがあるので、付けました。

　で、私が付けたのは、PIAAのブランドTERZOの、SUPER LOW LYDER FLEX（スーパーローライダーフレックス）です。EA139Fですね。これの最大の特徴は、高さが16cmしか無いこと。（ダウン時）　これは中身が入らないことを意味しますが、同時に高さが低いと言うことは、非常に便利です。ミニバンのＣ２５セレナでさえ、これなら地上高2.1m以内に収まります。2.1m以下でしたら、元々キャリア無しで入れるところは、まずほとんど入れます。入れないのはタワーパーキングや一部の低い道等だけと思いますが、これは元々セレナでは入れないですから。

　色はシルバー。他に白と黒がありますが、白は車体色（アイアン）と合いませんし、一番合いそうな黒は、内部の温度上昇が気になります。黒いと熱を吸収して、熱くなりますからねえ。車体色とイマイチ合ってないような気もしますが、消去法でこの色に。
　車に載っているとあまり気になりませんが、こうして室内に置いてあると、デカイのなんの。

　なおこのタイプは、高さが二段階に変えられます。普段はダウン状態で使っていて、どうしてもそれでは入らないなら、アップ状態で使えば、内寸で高さが6.5cm高くなります。もちろんその場合、車高も上がりますので、2.1m以内には収まらなくなります。それでも2.2mなら入りますが。

　メーカーサイトによると、
EA139FW（限定販売）
SUPER LOW LYDER FLEX SLIM
/スーパーローライダーフレックススリム

ホワイト
\115.500（税込）
● カバー内側に防水スポンジを追加し、雨水の侵入をより防ぐことができます。※
● 万が一水が浸入しても水抜き穴で水を抜くことができます。
● エアロボックスの大革命【アップ＆ダウン機構】採用
● 安全性を徹底追求【世界初安全二重ロックシステム】採用
● 取付け安全・簡単【世界初フレキシブルセッティング】採用
● キー1つで全てをロック【マスターキーシステム】採用

◆サイズ・外寸・アップ 230×77×22.5cm
◆サイズ・外寸・ダウン 230×75×16cm
◆サイズ・内寸・アップ 220×68×18 cm
◆サイズ・内寸・ダウン 220×68×11.5cm
◆製品重量 22kg
◆容　量・アップ 385L
◆容　量・ダウン 285L
◆開閉方向左開き
◆取付可能寸法前後 1145mm（MAX）
◆取付方法フレキシブルセッティング
◆収納例・サーフボード・アップ ---
◆収納例・サーフボード・ダウン ---
◆収納例・スノーボード・アップ 2～6set　※2
◆収納例・スノーボード・ダウン 2set ※2
◆収納例・スキー 3～6set（アップ時）
◆ワンタッチバックルベルト ○

　ちなみにこれも、セコハンです。既に廃盤で、新品は入手出来ません。

　取扱説明書と付属品です。

　開けるとこんな感じ。かなり薄いので、あまり厚い物は入らなそうですね。

　取り付け方法ですが。こんな感じになります。ナット型の固定具二個を本体のレールに入れ、コの字型の金具をボルト留めします。このコの字金具で、ルーフキャリアのサイドバーを掴むわけです。

　一個だけ、こんな部品が入っています。これが盗難防止用の鍵です。

　取付金具の一箇所に、こんな風に被せて固定出来ます。するとボルト一本が抜けないので、コの字金具一個が外れない＝ボックスが外せない、と言うことになります。

　実際の取り付け風景は、こんな感じです。
　取り付け位置は結構自由に決められるので、自分の車で支障無く、且つ使い勝手の良い場所に付けてください。
　私の場合、これが左開きなので、左右方向は左に寄せ、前後方向もちょうど真中がスライドドア部にくるようにしました。

　なお、これはさすがに、一人では難しいです。出来ないことは無いと思いますが、なにせ大きいので、微調整はともかく、載せるまでは二人で作業することをお勧めします。私は妻に手伝ってもらいました。とりあえず載せてしまえば、位置の微調整や固定は、一人でも問題ありません。

　取り付けると、こんな感じに。まあ、普通ですね。

　左：ルーフキャリアの鍵　　右：ルーフボックスの鍵
　特に右の鍵は、出かける際には絶対に忘れないようにしなくてはなりません。荷物をボックスに積んで出かけて、さて出そうとなった時に無いと、非常に悲惨なことになると思われます。(^^;)

　実際に使ってみた感想としては。
　走行に関しては、ほとんど違和感はありません。ヘアピンのような急カーブで、これまでより少し上が振られている感じは無くは無いですが。それ以外には、音も含めて気になりません。
　使い勝手は、ボードなんかをそのまま放り込めば良いので、非常に便利です。車内も広く使えますし。ただしやはり、ミニバンだと出し入れがやややりにくいですね。ステップに立ってもどうにか出し入れ可能ですが、奥の方までは手が届きません。可能なら、脚立を積むべきでしょう。高さだと三段程度の一般的なタイプが欲しいところですが、それを車内に積むことを考えると、二段程度の物が良いでしょう。
　また、脚立の置き場所にも注意が必要です。スキー場の駐車場等、不整地で滑りやすいところなんかでは、かなり注意を要するでしょう。

　個人的な結論としては、一人でのスキー場行きだと、あれば便利だが無くて困る物でも無い。家族で行く場合には、便利、と言ったところでしょうか。