サイドブラインドモニター用カメラの取り付け２

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　セレナを、いじった記録です。ドレスアップ、走行性能の向上等にはあまり興味がないので、ほとんどが使い勝手の向上のための物です。

　以下の内容を参考にして作業した結果、車両や部品の破損、健康上の被害、その他何らかの損害を被っても、当方は一切責任を負いません。自己責任でお願い致します。

サイドブラインドモニター用カメラの取り付け２ 作業日：2006/05/01
以前、機能的には問題なく動くのを確認しました。（整備手帳の「サイドブラインドモニター用カメラの取り付け1（動作確認）」参照。）
　ですので、ちゃんと取り付けます。（画像は、全て取り付け済みの状態です。）

　自分が実現したいと考える機能は、
１．ボタン一つでサイドの映像に切り替わる。
２．ただしバックの際には、たとえサイドの画像を映していたとしても、バック画像が最優先。
　これだけです。

　現状は、カーナビの外部入力端子からの画像を、映しているだけです。これでは使用時に、一々外部入力に切り替えなくてはなりません。これでは面倒なので、必要なときには、ワンタッチで使用出来る様にしたいです。となると、やはりスイッチを一個設置して、その信号で切り替わるようにするのが良いでしょう。
　うちのカーナビにはその機能が無いので、配線でどうにかするしかありませんね。一番簡単に出来そうなのは、バック信号を利用することです。バック信号が入ると、強制的にバックカメラの映像に切り替わる機能がありますので、ここに信号を入れてしまえば、実際にバックしていなくても、強制的に画像が切り替わるように出来るでしょう。
　問題は、バック信号は映像の切り替えだけではなく、ナビの位置情報にも影響を与える点です。つまりここに信号を入れると、ナビは勝手にバックしていると判断してしまいます。自車位置が狂う可能性があるわけです。しかしこれは、それ程大きな問題ではないかと。
　理由は、長時間、もしくは高速で使う物ではないからです。ごく短時間、しかも低速で使うであろうことが予想されます。自車位置への影響は小さいかと。

考えが決まったので、実現方法を検討します。スイッチは、一番簡単なのは、社外品の適当なスイッチを付けることです。プッシュオン型のオルタネイトスイッチを使えば、簡単そうです。
　しかしここは、見た目重視で純正スイッチを取り寄せました。
　ただこのスイッチ、問題が。モーメンタリースイッチなんですよね。押している間だけオンになるタイプのスイッチです。本来は、一度押したらオンのまま、再度押されたらオフになり、押される度にこの動作をするタイプ（オルタネイト型）が向いているのですが。純正スイッチは、電気的にこの動作をしているようですね。

　さてどうしよう？　電気的にやれないことはありませんが、面倒です。と言う訳で、スイッチのガワだけ使って、中身を入れ替えてみました。

何はなくとも、ばらします。ツメであちこち嵌まっているだけなので、それらを外せばばらせます。

結構単純な作りですね。

　中身を削って、普通のオルタネイトスイッチを仕込んでしまいました。（仕込んだ時の画像を撮っていたつもりだったのですが、忘れていたようです。画像は分解した中身そのままです。）
　ただ、イルミネーション用の配線、ＬＥＤについては、そのまま使っています。

　これにより、スイッチを入れればオン状態、もう一度押されればオフになるスイッチを、純正形状で作れました。

このスイッチは、純正位置に取り付けました。
　まずは、スイッチ取り付け前のクラスターリッド。外し方は、整備手帳の「クラスターリッドの外し方」を参照してください。
　中央に映っている、ハザードの下のメクラ蓋部分に取り付けます。純正オプションも、この位置なので。


単なるメクラ蓋なので、裏側からツメを押さえて外すと、取れます。

付いたところ。

　裏側の線は、四本。
　イルミネーションの線は、ナビのイルミネーション電源部分へ。
　アースは当然アース。
　残りの二本のうち、片方はＡＣＣへ。これもナビ裏からとりました。もう片方が重要で、このスイッチを押されると、ここから電源を取り出すことが出来ます。これをサイドブラインドモニターカメラ一式の電源とします。

一点、ちょっと失敗。中にオルタネイトスイッチを仕込んだせいか、純正状態よりスイッチの高さが出てしまいました。気づいていれば、もっと低く作ったのですが。
　まあ、大きな問題ではありませんので、そのまま使います。

　次へ続く。