サイドブラインドモニター用カメラの取り付け３

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　セレナを、いじった記録です。ドレスアップ、走行性能の向上等にはあまり興味がないので、ほとんどが使い勝手の向上のための物です。

　以下の内容を参考にして作業した結果、車両や部品の破損、健康上の被害、その他何らかの損害を被っても、当方は一切責任を負いません。自己責任でお願い致します。

サイドブラインドモニター用カメラの取り付け３  作業日：2006/05/02
カメラ、スイッチは付いていて、動作確認も出来ているわけですから、後は実用に耐える実際の配線を考える必要があります。

　現在使用しているカーナビは、カロッツェリアの楽ナビ。これのバックカメラ切り替え機能を使うのが、一番現実的かと思います。この機能は、ナビのバック信号線に電気が来ると、画像をバック映像線からの映像に強制的に切り替える、と言うものです。
　楽ナビの場合、バックのガイド線等を出す機能が無いのが欠点なのですが。この場合は、その欠点が利点となります。

　画像は、バック画像を映すための、配線です。

　（なお、これらは、全て自分の使っているナビ「カロッツェリアの楽ナビ」の場合の話です。この辺は、使用機器によって異なってくるかと思います。）

サイドブライドカメラからの画像を映すために、バックと全く同じように配線するとしたら、と考えると、このようになります。
　違いは、カメラがバックカメラからサイドブラインドカメラになっていること、そして画像を切り替えるトリガーとなるのが、サイドブラインドモニタースイッチになっていること。これだけです。

ではこの二つを、無理やりカーナビに繋げたらどうなるでしょうか？　こうなります。
　黒がバックの配線、青がサイドブラインドの配線です。

　無理やり繋げただけなので、変な配線です。特に、

この二箇所が問題です。実際の繋ぎ口は一箇所しかありませんから、二本を無理やり纏めて繋ぐことになります。

　これでは、電源が一緒になっているので、どちらのスイッチを入れても両方のカメラが作動してしまいます。
　また映像信号も一本になっているので、当然まともに映らないはずです。

これを解決するのは、電源がそれぞれ独立してくれれば良いわけです。
　具体的には、電源にダイオードを入れてしまいます。ダイオードは一方向にしか電気を流しませんから、バックとサイドブラインド、それぞれの電源を入れても、それぞれのカメラが作動するだけとなります。

　これで、両方のスイッチを同時に入れない限り、ちゃんと作動することになります。
　しかし、現実には両方のスイッチが、同時に入ることもあるはずです。切り替えしのために、バックしつつ、ちょっと前進時にはサイドも見たい、と言うような。
　このままでは、両方のスイッチが入ると、映像信号は二本分の映像を無理やり一本にしていますので、まともに映らないでしょう。

これを解決するには、映像信号も切り分ければ良いわけです。
　私はリレーを使いました。普段は常に、サイドブラインドカメラからの映像信号が、カーナビに流れるようにしておきます。
　しかしここにリレーを付け、バック信号線に電気が流れた場合のみ、その電気でリレーを作動させ、強制的に映像信号をバックカメラからの映像に切り替えてしまうようにしました。
　これで、正常に作動するはずです。

これを参考に、配線しました。サイドブラインドカメラは、既に設置してあります。カメラ電源用のＤＣ−ＤＣアダプターは、左ドア内に入れました。ウィンドウスイッチの前の方に、ちょうど入りそうなスペースがあったので。こうすれば、車体側からドア側への配線が、一本減らせます。車体側から赤外線照明用のＤＣ１２Ｖを引っ張ってきて、それを分岐させてアダプターでＤＣ６Ｖ化すれば良いからです。
　更にアースも、ドアに来ているアースに接続します。これでまた配線が減らせました。

　問題は、ドアと車体側の間の配線です。この車、ドアと車体側の配線が、全て一つのカプラーで成されています。マルチジャンクションカプラーってやつでしょうか？　これ用の端子を入手して、ここを使うのが一番なのでしょうが。ちょっとこれはまだ検討課題としました。ですので、ドアの内張りの間から適当に配線を出して、ドア枠の脇から車体内に引き込みました。

あとは、上記の画像のとおり、配線しただけです。実際にはもうちょっとややこしかったですが、基本的にはこのままです。

　以上で、無事作動しました。
　ボタン一つで映るので、それなりに便利に使えるようです。妻が喜んで使っているので、まあ付けた甲斐があったかな？